第2回ワークショップに引き続き、2/23に第3回ワークショップが開催されました。
今回はワークショップの一環として、都内にある多世代型コレクティブハウスの見学会をしました。当日は、春一番ということで羽織っていた上着を脱いでしまうくらいの暖かさでした。参加者は当研究室スタッフを含め、11名の方が参加して下さいました。
コレクティブハウス内のコモンスペース等の見学会の後、質疑応答がありました。その中では皆さん積極的に質問をし、予定していた時間を上回ってしまう程の白熱した議論が交わされました。
9:30  駅に集合

10:00 見学会開始
      
コモンリビングでのコレクティブハウスの概要説明の後、2グループに分かれ
       て、居住者の方等に説明を受けながらコモンスペースの見学を行いました。充
       実したキッチンの設備や、工作テラス、大きなランドリールーム、菜園テラス
       等に参加者の皆さんは強く関心を示していました。見学中も、皆さん積極的に
       質問をしており、計画中の本郷のコレクティブ住宅に応用できることなどを発
       見していたのではないでしょうか。


12:00 質疑応
      
質疑応答では実際の居住者の方の生の声を聞くことができ、貴重な時間となり
       ました。参加者は自身の不安や、共用部分の使用方法、またトラブルが起った
       際の対処等について質問をしていました。


13:00 アンケート記入後、解散
今回の見学会では実際の暮らしの様子等を自分の目で見て、感じることで、本郷のコレクティブ住宅に参考となる点や、課題を見出すことに繋がったと思います。
わたしが今回の見学会で強く印象に残っていることは、コモンリビングの利用方法についてでした。家族のいる方にとってのコモンリビングは、一人になりに来る場所であり、また一人暮らしの人にとっては、皆に会いに来る場所として考えられており、立場によってコモンへの考え方の違いや、一人にもなれるし、みんなとも居られるという、選択性のあるコミュニティがあるということでした。
次回のワークショップも3月の中旬に予定されており、これからも皆さんと共に体験をしながら住宅づくりを目標としてしていきます。
最後に、見学会でお世話になった居住者やNPOのスタッフの皆さん、貴重な体験をさせて頂きまして、どうもありがとうございました。
報告:修士1年 稲葉 その子